【必見!】誰もが一度は読む オススメ漫画 まとめ

オススメの漫画をまとめて紹介するブログです。

【GW直前】勉強・試験に役立つ 賢くなるため読むべき漫画 まとめ

 

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せっかくの休み
何をしていいか決められないときはないですか?

休みの日なので、じっくり身体の休息に使いたい、
でも、自分の教養を高めるためにも使いたい。
そんなとき、ありますよね?

私も、ありました。
勉強したいけど、休みの日ってすぐに身体が動かないんです。

実際、私がそんなときに何をしたかと言うと・・・
「漫画」を読んで勉強してましたww

漫画を読んで賢くなれます。
あなたの周りでいませんでしたか?
漫画ばっかり読んでいるのに勉強ができる人。

今日は受験生や浪人生にも勧められている、勉強に役立つ漫画をまとめてみました。

ここだけの話、この漫画を読んで、私も世界史の点数が恐ろしいくらい上がりました。
※点数は控えますが、マークシートで1位ですww


ほんとうに賢くなるオススメ漫画

 

≪世界史≫

1、横山光輝 三国志 

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時は西暦180年、中国では大規模な飢饉や略奪する山賊や堕落した政治家によって混乱の只中にあった。そして、民間宗教太平道の教祖張角、その弟張宝張梁後漢打倒を目的とした黄巾の乱を起こした。だが彼らのやっていることは山賊などと全く変わらず、民たちは略奪、虐殺されていた。

 

それを見かねた劉備玄徳は関羽雲長、張飛翼徳と義兄弟の契りを交わし、義勇軍を結成して黄巾賊を倒すため立ち上がった。最大のライバル曹操孫堅をはじめとする孫一族、その他群雄割拠の戦国絵巻を交え、物語は壮大なスケールで展開されていく。

 

ストーリーはほぼ原作に忠実であるものの、「孫策の呉郡攻略」や「寿春における袁術討伐」等は省略され、「公孫瓚袁術の死」や「董承の曹操暗殺計画」などの描写は短いナレーションのみ、物語は原作では中盤にあたる赤壁の戦いで終了しているなど、未消化の箇所が多い。逆に、呂布の末路の変更や官渡の戦いのあらましの追加、諸葛亮孔明の若い時のエピソードの追加など、演出の追加や原作を補足した部分もある。

 

キャラクターデザインは原作にほぼ忠実であるが、原作に比べてキャラクターの頭身が高く、やや劇画調に描かれている。原作では時代経過につれて登場人物の甲冑や衣装デザインが変化してゆくが、本作品ではほぼ統一されている。

女性や子どもの、アニメ版独自のキャラクターが何人か登場している。また、原作では「蔡瑁に従属する妹」だった蔡夫人を「蔡瑁を従える姉」に改めたり、利発な孔明の妹の登場、大喬小喬らに見せ場を与えたりと、女性キャラクターについての脚色・演出も用意されている。

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2、ベルサイユのばら

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 1755年、ヨーロッパの3つのちがった国々に、やがてフランスのベルサイユで宿命的なであいを持つことになる3人の人間が生まれた。

 

1770年春。オーストリア帝国・ハプスブルグ家の皇女マリー・アントワネットは14歳でフランスのブルボン家に嫁いできた。王太子妃を護衛するのは近衛士官オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。彼女は由緒ある将軍家の末娘でありながら、後継ぎとして剣も学問も修め、軍人として育てられた男装の麗人だった。異国の宮廷で孤独をつのらせるアントワネットはパリ・オペラ座の仮面舞踏会でスウェーデンの貴公子フェルゼン伯爵と知り合い恋におちる。3人は共に18歳。運命の出会いの夜だった。

 

国王ルイ15世が逝去して孫のルイ16世が即位した。アントワネットはついにフランスの王妃となった。自己の栄達ばかりを願う人々に取り巻かれて、おしゃれで遊び好きな王妃の浪費ぶりは、国家の財政難に拍車をかけていく。重税と貧困にあえぐフランス民衆の非難の目はオーストリア生まれの王妃に向けられ、折からのフェルゼンとの不倫の噂は一層その憎悪をあおりたてた。道ならぬ恋に苦しむ2人を見守るオスカルもまた秘めたる愛に耐えていたが、オスカルはそんな自身に身分ゆえに恋い焦がれるアンドレの想いに微塵も気づいていなかった。

 

宮廷中の貴婦人たちの憧れの的、オスカルの初めての恋、王妃の恋人フェルゼンへの想いは叶うことがなかった。彼女の悲しみをそっと見守るオスカルの乳母の孫アンドレ・グランディエ。2人は幼い時から兄弟以上に魂を寄せ合い、青春のすべてを分かち合って生きてきた。そして、いつしかアンドレはオスカルを深く愛するようになっていた。しかし、自身の普通の貴族令嬢としての幸福を諦めて男性として生きることと王妃だけを想うフェルゼンに対する片恋の苦悩しか見えないオスカルは、近すぎるアンドレの想いに気づくことが出来なかった。その頃、貴族の屋敷を襲う"黒い騎士"と名乗る盗賊を捕えたオスカルは、その男から民衆の不満の高まりを思いしらされる。不穏な社会情勢は次第に緊迫してきていた。

 

黒い騎士ベルナールらの訴えでパリ民衆の悲惨な状態を知ったオスカルは王宮守護の近衛隊を辞め、衛兵隊を志願した。貧しくすさんだ荒らくれ男たちと格闘の末、心を開かせ部隊を掌握したオスカルに父の将軍は結婚話を持ちかける。1789年5月5日。僧侶、貴族、平民からなる三部会が開かれた。国王・貴族と平民議員の対立は激化し、革命の色を帯びていく。7月13日、衛兵隊にパリ出動命令が下った。オスカルは暴徒に襲われた際に思わず"私のアンドレ"と口走って初めて長年影のように添い愛し続けてくれたアンドレを自身も愛していることを悟り、漸く彼の想いを受け入れる。出動前夜、永遠の愛を誓い2人は結ばれた。

 

フランス人民は自由・平等・友愛を旗印に雄々しく立ち上がり、革命の焔は全土に燃え広がっていく。オスカルと衛兵隊は民衆側につき、国王軍と闘う決心をする。激しい戦闘のさなか、アンドレが、次いでオスカルが銃弾に倒れた。1789年7月14日。バスティーユ陥落。民衆の勝利の歓声のなかでオスカルは静かに息絶えた。革命軍は、ベルサイユから国王一家をパリに移し監禁した。幽閉された王妃アントワネットの前にフェルゼンが現れた。革命の嵐の中で一瞬の生を悔いなく生きた恋人たちの物語。

 

1972年21号から1973年まで『週刊マーガレット』(集英社)にて連載。フランス・ブルボン朝後期、ルイ15世末期からフランス革命でのアントワネット処刑までを描いている。前半はオスカルとアントワネットの2人を中心に描き、中盤以降はオスカルを主人公として、フランス革命に至る悲劇を描いた。

 

宝塚歌劇団による舞台化の大成功が作品のヒットに拍車をかけ、テレビアニメ、劇場版アニメなどが制作されて社会現象化した。2010年現在も新作劇場版アニメの制作が進行しており、パイロットフィルムが公開されている。

 

オーストリアの作家・シュテファン・ツヴァイクの小説『マリー・アントワネット』に感銘を受けた池田が、同小説を(史実部分の多くは訳文から)参考にして描いた作品。作中で描かれたオスカルのフランス衛兵隊ベルサイユ常駐部隊長時代の軍服は、フランス革命期のものではなく、より豪華絢爛なナポレオン帝政期のものを基にしたとされている。

 

新書版・文庫版・愛蔵版など多くの単行本が発売され、現在は2005年から2006年にかけて刊行された完全版コミックスが発売中。

 

2014年8月25日に集英社から40年ぶりに新エピソードの単行本が発売される。『新エピソード』ではアンドレ編を15ページ加筆。更に2014年7月1日にマーガレットコミックス1 - 10巻を復刻発売した。

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≪日本史≫

1、源氏物語あさきゆめみし~ 

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『宇治十帖』を含む『源氏物語』54帖がおおむね忠実に描かれており、平安朝の生活様式などを詳細に調べて漫画化している。古典の中でも特に著名な『源氏物語』の世界を漫画という形で平易に視覚的理解を助け、古典への興味を持たせた功績は今なお大きい。大手予備校の書棚に置かれるなど特に受験生必携の書ともなっており、『源氏物語』現代語訳を手がけた瀬戸内寂聴も高く評価している。

 

全体の筋はほぼ原作どおりであるが、読者に『源氏物語』を少女漫画として読ませるため、出だしは桐壺帝と桐壺更衣の馴れ初めからオリジナルとして描かれている。それは少女漫画の読者に『源氏物語』を難しいと決めつけられないため、原作を知らない人にもこれは面白いかもしれないという導入部が必要だったためであるが、他にも光源氏と幼い紫の上の出会いや空蝉の結婚の経緯、朝顔の姫君の母の逸話など、原作や当時の常識とはかけ離れた独自のエピソードもある。また逆に、『宇治十帖』では玉鬘の後日談(「竹河」)や女一宮を巡る話など、いくつかのエピソードが省略されている。

 

花散里が原作では痩せてみすぼらしいと表現されているのにかかわらず、非常に豊満な女性として描いたのは、現代ではスレンダーであることがスタイルが良いというプラス評価となったため、ちょっと格好の悪い相手というイメージを出すには逆に太らせた方が良いと判断したことによる(平安時代はむしろふくよかな方が美しいとされた)。

 

原作には「源氏が女君のところに行ってあれこれした」というように、表現があいまいにしか書かれていない。そのため、読者や訳者が曖昧な部分を具体的に考える必要があった。また、連載開始当時参考になったのは国宝・源氏物語絵巻くらいで、まだ資料が少なかった。実際に京都御所に行って写真を撮ったりはしたが、現代の御所は書院造りになっているなど当時とは異なる上に、几帳や建物の実際の大きさや十二単の動きなどもわかり辛く、絵にするのはアシスタントと共に苦労した。

連載当時に比して徐々に資料が増えたことで新たに明らかになった箇所もあり、後年次々と発行された単行本類では、場所や人物の呼称など、セリフの一部が修正されている。

人物についても、事細かに人物の風貌に関する描写があるのは空蝉や末摘花くらいで、美人についての詳細な表現は少ない(誰かに似ているか、または「いとし」「なつかし」と簡単な形容ですまされている)。『源氏物語』は、光源氏が亡き母に似る藤壺を慕う想いからその女性遍歴が始まったので、当然桐壺と藤壺、紫の上は似ている。さらに同じ血を引く光源氏と夕霧、冷泉帝も似ている。しかも、源氏と藤壺は姉弟のように似ていると書かれている。またこの他、夕顔・玉鬘は母子、『宇治十帖』の大君・中君・浮舟は姉妹で皆似ているという設定と、全体的に登場人物が同じ血縁関係の似た者ばかりとなっている。しかも、現代と違って髪型や服装のバリエーションが少ない。そのため、場面が変わるごとに、なるべく科白の最初に「葵の上」「紫の上」と呼びかけを入れるようにしたが、読者からは「顔が皆同じに見え、わかりにくい」という指摘も多かった。

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2、センゴク

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戸次川の戦いでの大敗などから余り好意的な評価を受けてこなかった美濃出身の武将仙石秀久戦国史上最も失敗し挽回した男として、主人公に据えて戦国時代を描く異色の作品である。タイトルは戦国時代と主人公の姓「仙石」を引っかけたもの。

 

仙石同様に山崎新平、鳥居景近、野々村正成、堀才介といったマイナーな武将が、展開の鍵を握る人物として描かれている点も本作の大きな特徴である。その上で丹念な歴史研究に基づいて戦国時代の通説・俗説を覆す仮説を「だがこの通説には疑問が残る」というフレーズと共に提示するのも本作の特徴である。こうした精密な時代考証と大胆な人物描写の両立による歴史描写は本作の魅力の一つであり、「全ての常識を覆す超リアル戦国合戦譚」がキャッチフレーズとされている。また作中では様々な古文書の一文が解説文と共に引用され、出典元が明確にされるなど考証に関する誠実な姿勢がとられている。考証では東京大学史料編纂所本郷和人助教授(准教授に改称後、2012年から教授)ら識者の協力を得ており、自身も現地取材や文献調査は勿論、新しく発表された研究論文などにも目を通しているという。また実在する別時代の歴史的人物をモチーフとして反映させたり、時事的な話題を作中のアイディアにしているなど必ずしも史実のみを絶対視している訳ではない。

 

連載が続く中で大きな話題を集めて第32回講談社漫画賞一般部門に受賞候補として選出される人気作へと成長し、様々な小説・外伝・関連書籍が展開、2011年にはコンビニで総集編も販売された。 『戦国大戦』『鬼武者Soul』などゲーム作品とのタイアップ企画も多く、2014年には『信長の野望・創造』とのコラボレーションが行われた。累計発行部数は連載11年目となる2015年3月時点で累計750万部に達している。同年には公益財団法人・日本財団が主催した「これも学習マンガだ!」の百選に歴史漫画部門で選ばれた。

 

この作品では、登場人物名は「(苗字)+(仮名or官職名)+(諱)」で表記され、名が挙がる場合(特に口語)では諱より仮名や官職名が用いられる。

現代では歴史上の人物名を表記する場合、一般に「仙石 秀久」のように「(苗字)+(諱)」で表される。正しくは「(苗字)+(仮名or官職名)+(諱)」(例:仙石権兵衛秀久)であり、特に諱は朝廷の公式文書などで用いられるにすぎず、もっぱら日常会話などでは苗字か仮名、官職名が用いられるのが一般的だった(センゴクは権兵衛、秀吉は籐吉郎または筑前守、信長は上総介または弾正忠)。また、諱を避けるためでもある。

一方で、出家し俗名(本名)とは別に仏教徒としての戒名(法名)を持っていた武田晴信(武田信玄)を武田法性院信玄、上杉輝虎上杉謙信)を上杉不識庵謙信などのように、本名の苗字と戒名を混ぜている本作の独自表記も見られる。例えば、本作中の他の大名や武将(織田弾正忠信長など)とあわせた表記をこの二人にするならば、武田信玄は「武田大膳大夫晴信」、上杉謙信は「上杉平三輝虎」のようになる。戒名(法名)の場合は武田信玄が「徳栄軒信玄(法性院信玄は死後)」、上杉謙信が「不識庵謙信」であり、本名における氏姓名は用いられない(本名をそのまま戒名とする人物の場合はその限りではない)。

他、信長の妹であるお市の方が織田家ではなく夫の浅井家の人間であることを強調するために夫の苗字を使用し「浅井市」と名乗るなど、本作での名は必ずしも史実に忠実ではない。江戸時代以前の日本では婚姻関係を結んでいる夫婦であっても源頼朝の妻・北条政子が生涯北条であったように、婿養子でもない限りは婚姻後に配偶者の氏や苗字に改めることはなかった。

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≪料理≫

美味しんぼ

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東西新聞文化部の記者である山岡士郎と栗田ゆう子は、同社創立100周年記念事業として「究極のメニュー」作りに取り組むことになった。しかし、ライバル紙の帝都新聞が、美食倶楽部を主宰する海原雄山の監修により「至高のメニュー」という企画を立ち上げたため、両者を比較する「究極」対「至高」の料理対決が始まる。士郎は海原雄山の実の息子であるが、母親の死をめぐる親子間の確執から絶縁しており、「究極」対「至高」は料理を通じた親子対決であった。

 

士郎・ゆう子が「究極のメニュー」の担当者に選ばれる(第1巻)、食べ物を通じて、諸問題を解決するパターンが出来上がる。初期における士郎・雄山との料理勝負は、いずれも偶然出会って意地を張り合うことで始まっていた。

 

帝都新聞は雄山が指揮する「至高のメニュー」を立ち上げ、週刊タイム誌上で究極側との同時発表していくことになる。士郎・雄山の対決の場として定着。

 

東西グラフ誌の企画「世界味めぐり」に士郎・ゆう子らも同行し始め(第21巻)、主人公の活動範囲が国内外に広がる。この業務関係者のうちから、士郎・ゆう子それぞれに対し求婚者達が現れるが、同時に両者が惹かれ合っていることを自覚していく。

 

士郎とゆう子とが婚約。元求婚者達とは良き友人となる。披露宴は究極・至高のメニュー完成発表会(一度目)の場を兼ね、総括的なメッセージを込めた前菜・主菜が発表される。その直後 審査員から究極・至高の続行を要請される(第47巻)。士郎・ゆう子らが新婚生活に苦労する頃、悪徳マスコミ経営者・金上が東西新聞および雄山に攻撃を仕掛ける(第50巻)。そうした事件を含めて、士郎と雄山の協力劇が増える。

 

「日本全県味巡り」が提唱され、これも究極・至高対決の題材となる(第71巻)。士郎・ゆう子の間に長男・長女が双子として誕生(第75巻)。両メニューが雑誌として定期刊行を始めた頃から(第86巻)、士郎・ゆう子・雄山は究極・至高メニューの世代交代を考え始める。東西新聞文化部に配属された飛沢周一は、士郎と美食倶楽部との間を行き来し、後継者候補となる(第91巻)。その後、士郎・ゆう子の間に二女が第3子として誕生(第99巻)。

 

士郎・雄山の和解を望むゆう子は、2度目の両メニュー完成発表会を「相手を喜ばせる」対決とするよう図り、親子は一応和解した(第102巻)。そして士郎は雄山と過去を乗り越え、父子はついに真の和解を果たすこととなる(第111巻)。

 

東西新聞文化部社員、山岡士郎と栗田ゆう子を主人公に、食をテーマとして毎回様々なストーリーが展開される。本作品は人気を博し、のちにアニメ、ゲーム、テレビドラマ、映画化など様々なメディア展開もなされた。

 

タイトルの『美味しんぼ』は雁屋による造語で、フランス語の「グルマン」に近い意味である。「食べ物を題材にした漫画を描いて欲しい。」と依頼された雁屋は、自分でタイトルを考えるのが面倒なため、担当編集者に作品タイトルを考えてくれるよう依頼した。しかし、担当編集者が出したタイトル案は「味で勝負」「味キング」「味一番」などであり、それを聞いた雁屋は「腰を抜かして」自分で考える事にしたのだという。グルメ漫画および日本のグルメブームの中心となったと一般に言われている。また、題材となる食べ物の種類も、和、洋、中、アジア、精進料理に庶民の食べ物までと幅広い。米、鯨、食品添加物など食文化に関するもの、食と関係ない様々なテーマについても問題を提起する回もしばしば存在する。

 

連載は取材のため長期休載することがあり、2000年頃からは1年のうち大半を休んでおり、東日本大震災などの一つの主題を連続で描く時も途中休載することがあり、休載せずに完結することは少ない。単行本はビッグコミックスより刊行され、単行本の売上は2003年に累計1億冊を突破した。文庫版、愛蔵版、テーマ毎に再編集した総集編、関連書籍(「美味しんぼ塾」「美味しんぼの料理本」など)も刊行されている。第1巻から第60巻までの収録分はネット配信(有料)もされていたが、配信サイト「ライコスジャパン」が日本から撤退したため終了となった。台湾では東立出版社が小学館から正式認可を受けた繁体字中国語版の単行本が『美味大挑戦』というタイトルで刊行されている。

ビッグコミックスピリッツ』2008年24号にて、作者や関係者の話し合いにより連載開始から25年間続いた親子の確執を和解させ、物語を一区切りさせた。同時に長期休載状態になっていたが、2009年13号にて連載を再開した。その後福島県の震災・原発事故被害に絡んだ内容表現が問題とされていた最中の2014年5月19日25号を最後に再び休載となっている。
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≪アート≫

ギャラリーフェイク

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表向きは贋作・レプリカ専門のアートギャラリー『ギャラリーフェイク』を舞台に、オーナー藤田玲司が、様々な登場人物と様々な美術品を通じて、時に世界を駆け巡り、「美とは何か?」を追い求める。主人公は単なる守銭奴・単なるビジネスではなく、アートへの奉仕者、美の探求者として清濁併せ呑む人物として描かれている。美術・芸術・骨董・その背景となる歴史等の多分野に渡る薀蓄的描写があり、助手サラ・ハリファとのほのかな恋の行方も描かれる。1話1エピソードが基本で、2話1エピソード、3話1エピソードの中長編がいくつかある。エピソード毎にゲストキャラクターがいるので、レギュラー、準レギュラーを含め登場人物は大変多い。

 

芸術に絡んで社会問題・時事問題にも言及するなどしており、物語は美術方面の商業的な話題から推理サスペンス、コミカルな人間模様、陰惨な事件、時に憎み合い時に愛し合う人々の交流、文化財保護にまつわる制度面の問題など、多岐にわたる。

 

漫画は1992年より『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて不定期で連載開始、2005年に連載を終了した。単行本は小学館ビッグコミックス全32巻、小学館文庫版全23巻。また、描き下ろし1話を載せた自選集が1冊出ている。第41回(平成7年度)小学館漫画賞を受賞した。2012年に東日本大震災の復興支援企画『ヒーローズ・カムバック』の第1弾として東日本大震災被災した美術品をテーマとした新作が発表された。
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≪宗教&心理学≫

MONSTER

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 1986年、天才的な技術を持つ日本人脳外科医・Dr.テンマは、ハイネマン院長の娘エヴァと婚約し、ゆくゆくは外科部長から院長という出世コースを掴みかけていた。医師として漠然としたジレンマを感じつつも、深く考えることなく手術を重ね、研究に打ち込んでいた。

 

そんなある日、西ドイツ(当時)・デュッセルドルフのアイスラー記念病院に、頭部を銃で撃たれた重傷の少年ヨハンが搬送されてくる。Dr.テンマは、院長の命令を無視してオペを執刀し、ヨハンの命を救う。しかし、院内の政治力学によって、テンマの順風な状況は一変し、出世コースから転落する。そんな中、院長、外科部長らの殺害事件が発生。同時に、入院中だったヨハンと彼の双子の妹が失踪する。

 

1995年、外科部長となり職務に励んでいたテンマの前に、美しい青年に成長したヨハンが現れる。テンマの患者ユンケルスを目の前で何の躊躇もなく射殺し、過去の殺人を告白するヨハン。殺人鬼を蘇らせてしまったと自らの責任を感じたテンマは、怪物ヨハンを射殺するために、ヨハンの双子の妹アンナに再会することを企てる。殺人犯の濡れ衣を着せられ、キレ者のルンゲ警部に目をつけられたテンマは、ドイツ国内を逃亡しながらヨハンを追跡する。

 

ドイツ、チェコを舞台とした本格ミステリー漫画。冤罪、猟奇殺人、医療倫理、病院内での権力闘争、家族の在り方(親子愛、兄弟愛)、人間愛、児童虐待、アダルトチルドレン、トラウマ、東西冷戦構造、ベルリンの壁崩壊の以前以後のドイツ社会などをテーマとしている。

 

単行本は全18巻が出版され、累計2000万部以上を売り上げた。2008年には、完全版が全9巻で発行されている。

 

1999年、第3回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。2000年、第46回小学館漫画賞青年一般部門を受賞。2004年春から同作品のアニメが日本テレビほかで放送された。

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≪歴史 戦争≫
はだしのゲン

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 物語は、広島県広島市舟入本町(現在の広島市中区舟入本町)に住む国民学校2年生の主人公・中岡元(なかおか げん “以下、ゲン”)が、当時日本と交戦していたアメリカ軍により1945年8月6日に投下された原爆で、父・大吉(だいきち)、姉・英子(えいこ)、弟・進次(しんじ)の3人を亡くしながらも、たくましく生きる姿を描く。

 

第一部
舞台は1945年、終戦間近の広島市。ゲンの父で下駄の絵付け職人大吉は、反戦思想の持ち主。こうしたことから、中岡家の家族は町内会長の鮫島や近所から「非国民」扱いされ、様々な嫌がらせを受けた。ゲンの長兄の浩二(こうじ)が「非国民」の冷たい視線をはね返すために海軍の予科練に志願し、ゲンの次兄の昭(あきら)は、広島市郊外の山間部に疎開に行っていたため、浩二と昭は、原爆の難を逃れている。英子は昭より年上だったが、体が弱かったため疎開できなかった。

 

原爆投下時、大吉・英子・進次(ゲンの弟)は家の下敷きになり、そのまま家に火がついて3人は生きたまま焼け死んだ。ゲンの母・君江(きみえ)はこの様子を見、ショックで女児を出産。名前は、友達がたくさんできることを願って「友子(ともこ)」と名づけられた。その後、ゲンは原爆症で毛髪が抜け落ち、自分も放射線障害で死ぬのではないかと恐怖する。髪の毛が全て抜け落ち坊主頭になったゲンは、その少し前に焼け野原になった広島市内の道端で拾った消防団の帽子で頭を隠し、友子のための米を調達すべく奔走した。

ゲン達は江波(えば)在住で君江の友人のキヨの家に身を寄せ新たな生活を始める。しかしそこでは、キヨの姑や子供達からの迫害に甘んじる。江波で、ゲンは原爆で死んだ弟の進次に瓜二つの原爆孤児・近藤隆太(こんどう りゅうた)と出会う。隆太は原爆孤児の仲間と共に、農家から食糧を盗み飢えをしのいでいた。隆太と初めて会ったゲンは、進次が生きていたのではないかと錯覚する。2回目に会った時に、食糧を盗もうとしていた隆太が百姓に追い回されていたところをゲンが助け、ゲンと君江が隆太を弟代わりに育てることになった。それ以降隆太はゲンや君江を自分の兄や母のように慕い続ける。

 

ゲンは江波で仕事を探していたところ、身なりのいい男に仕事をやるからついて来いと、連れて行かれた家で原爆の熱線で全身大やけどを負った画家志望生の吉田政二(よしだ せいじ)と出会う。身なりのいい男は政二の兄で、政二の両手は原爆による火傷で不自由になり、血を吐き血便を流し、大量のウジが全身を覆う惨状。仕事とは、政二の看病役だった。被爆する前は仲むつまじかった政二の兄家族は「ピカドンの毒がうつる」という噂を信じ隔離し、ろくに面倒も見ていなかったので、政二はやさぐれてしまっていたが、ゲンの叱咤に心を開き、口で筆をくわえて絵を描くようになる。

 

ゲンは政二から絵画を教えてもらう約束をするが、ついに断末魔が訪れ間も無く政二は死に至る。すっかり死んだと思われていたが、通夜の後、蘇生し棺桶からはいずり出て「おかゆが食べたい」と兄家族に迫る。しかし、政二の兄家族は死人が甦ったと恐れおののき何も出来ず、箒で突き飛ばすなどし、逃げるばかりだった。夢で虫の知らせを察知したゲンは、政二の家に駆けつけたが、正にその時、政二は死んでいた。 被爆した政二を受け入れられず、都合良く世間体ばかり取り繕う家族にゲンの怒りは頂点に達する。火葬はゲンと隆太の二人で明るく行い、天国へ見送った。

 

第二部

8月15日に終戦を迎えた後、昭と浩二が広島に戻ってきて、中岡家は隆太を含めて6人で暮らすようになった。しかし、キヨの姑に家を追い出され、ゲンと隆太は自分達が姑の子供(キヨの夫)が戦死した腹癒せに追い出されたこと(表面は、キヨの子供による暴力に対する仕返しをしたこと・家賃を高く払ってくれる人が出てきたことなどの難癖を付けられた)を知り、キヨの子供と姑を懲らしめる。一時防空壕跡の洞穴で生活し、その後は、家族で建てたバラックに移り住んだ。ゲンと隆太は食料調達の奔走中、謎の復員兵と出会い、進駐軍駐屯地から死ぬ覚悟でミルクを盗んでくるが、実は復員兵はヤクザで、ミルクは闇市で叩き売りされてしまう。

 

騙されたことに気がつき怒ったゲンと隆太はヤクザの男2人に鉄パイプで食ってかかるも返り討ちにあってしまう。隆太は以前にゲンと共に入手した陸軍の武装解除により廃棄されていた拳銃を持ち出してきて2人を殺害。警察に捕まりそうになった隆太は別のヤクザに助けられ、自分が中岡家に戻れば、中岡家まで白い目で見られることを知らされ、ヤクザの道に入る決意をした隆太は、迷惑をかけないようゲンたちの前から姿を消し、ヤクザの子分(鉄砲玉)として仕立て上げられることになる。

 

隆太との別れから数か月後、ゲンと昭は原爆投下後久しぶりに学校へ行くようになった。栄養失調に苦しんでいた友子は、ゲンの友人の雨森頑吉(あまもり がんきち、通称・クソ森)の住む集落で暮らす、原爆で孫を失った男性とその仲間達に連れ去られた。男性たちは友子を「お姫さま」と慕い、孤独な自分たちの心の支えとしていた。ゲンは友子を奪い返そうと男性たちと押し問答となる。その時、友子の原爆症が発症し、病院で診てもらうが、適切な治療を受けられなければ手遅れと宣告される。ゲンは治療費の10万円を稼ごうと、雨森と共に近所の原爆症で亡くなった人々の家を訪ねて、お経を唱えるアルバイトを始める。しかし目標の金額には達しなかった。

 

そんな中、原爆投下前に中岡家の近所に住んでいた朝鮮人の朴(ぼく)と偶然に再会する。戦後、不法な闇市で財を成して資産家になっていた朴は、かつて中岡家から受けた恩義(大吉が朴を差別しなかった)から10万円と缶のミルクをゲンに気前よく渡した。大喜びで帰宅するゲンだったが時すでに遅く、ゲンは昭から友子の死を告げられる。ゲンは死を受け入れることができず、友子にミルクを飲ませようとする。しかしミルクは友子の口元からあふれ出し、友子の死を認めざるを得なくなる。友子の火葬は、ゲン、君江、浩二、昭と朴、雨森に友子を「お姫さま」と慕った男性たちが見守る中で営まれた。火葬の際、ゲンは死んだ友子のために、お経(白骨の御文章)を唱えて友子を天国へ送り出した。

 

友子に生を与えた一人者は産婆ではなく、ゲンだった。そして、ゲンは三人兄弟の中で最も友子をかわいがっていた。それだけに友子の死は、母・君江とともにゲンにも大きな精神的ショックをもたらした。友子の死後、丸ハゲだったゲンの頭にも毛が生えはじめ(友子の看病に躍起で頭髪が生え始めていたことに気が付いていなかった)、家の焼け跡に植えた麦も芽を出しはじめ、改めて父の言葉を思い出し、妹の死という失望と絶望の淵から生きる希望へ繋がって行く。

 

その後、ゲンは別れた隆太と学校で再会する。ヤクザの岡内組の鉄砲玉として働いていた隆太には、かつての仲間だったムスビ、ドングリと、勝子(かつこ)が一緒にいた。ヤクザの幹部を夢見ていた隆太だったが、ドングリの死をきっかけにヤクザの世界から足抜けし、絶縁をした。その頃知り合った老人、平山松吉と共に新しい生活を始め、松吉は両親のいない隆太達の父親代わりになる。同年に昭和天皇が広島に行幸しており、それ以降ゲンは天皇の戦争責任を言及するようになる。

 

そんな折、君江の体も原爆症に蝕まれた。浩二は君江を助けるため、福岡県の炭鉱に出稼ぎに行ったが、浩二は働いて得た金で酒びたりとなり、仕送りが全く出来ていなかった。入院させようにも金がなく、どこの病院も断られてしまう。状況打開のため隆太はヤクザの賭場荒らしをして大金を手に入れ、君江は入院することができた。しかし胴元である打山組の組長は激昴、隆太を殺すべく広島市内に包囲網を敷く。逃げ道がないと知ったゲンは病気の身体を圧して現れた君江と共に警察へ行くよう説得して隆太は自首した。

 

1948年、原爆投下直後に米をもらいに行った際に出会った、英子そっくりの女性・大原夏江(おおはら なつえ)に再会する。夏江は何度も死を考えていたが、ゲンの発奮により、勝子と洋裁店を開くという夢を持つようになる。そんな折、松吉が原爆症で死の床に倒れる。隆太は共に脱獄したノロの自分を感化院に入れさせた叔父へ対する復讐に協力し、叔父に奪われた50万円相当の財産を取り返すことに成功する。ノロから分けてもらった財産の一部で朴に頼み(朴はお金は要らないと断った)、松吉の小説『夏のおわり』を自費出版するが、ゲンや隆太達に看取られながらこの世を去った。

 

ゲン・隆太・ムスビの3人は、松吉の遺作『夏のおわり』を頒布している所をアメリカ軍の兵士に連行され、アメリカ軍基地で日系アメリカ人のマイク・ヒロタ少尉に取り調べられ、ここでゲンは初めてアメリカ人に原爆投下の怒りをぶつけたが、ヒロタ少尉は真珠湾攻撃のことを持ち出し正当化するだけだった(なお実際は、当時広島県を含めた中国及び四国地方を占領下に置いていたのはアメリカ軍ではなくイギリス軍であった)。

 

ゲン達はアメリカ軍基地の牢屋に監禁されたが、3人が拷問を受けるダメージを少しでも少なくするための訓練をしている所を見たヒロタ少尉に、精神に異常を来たしていると勘違いしたために不必要と判断されたゲン達は、監禁されていた米軍基地から外に連れ出され、置き去りにされる。そのまま広島に戻った3人は、朴の協力で先ほどのアメリカ軍のやり方による反発と自分達の腹癒せにアメリカ軍のジープやトラックを片っ端から破壊する。

 

アメリカ軍基地から連れ出され、アメリカ軍のジープやトラックを破壊して数日振りに家に帰ったゲンは、母・君江が退院したことに喜びを隠せなかった。しかし、胃癌で、家族には4か月の命と宣告されていた。ゲンは、生前最後の楽しい思い出を作ろうと母・君江の思い出の場所、京都へ旅行させるため、肥え汲みをして金を稼ぐ。京都旅行ができる金額に達した頃、浩二が九州から帰ってくるが、無為に日々を過ごしていた浩二は家に入りづらく、ゲンは自分が稼いだ金を浩二が稼いだものということにして、京都旅行に出発する。しかし旅行中に容態が急変し吐血。君江はゲンたちに看取られながら息を引き取った。火葬の際、君江の遺骨はほとんど残らなかった。君江の死に落ち込んでいたゲンだったが、大吉と君江の幻影に励まされ立ち直った。

 

中学生になったゲンは、戦争を肯定する同級生・相原と最初は衝突するが、実は相原は自分が原爆症で自身の生命がそう長くないことを悟って生きること対する虚無感を抱いたためで、本心では戦争を憎んでいた。その後、ゲン達と共に戦争反対の行進の列に加わる。

 

また洋裁店を開こうと話が順調に進む中、急に夏江が腹痛を訴える。夏江は盲腸で入院となったが、入院した後体調が芳しくなく、手術しても原爆症による白血球の減少で傷口が塞がらなかった。死期を悟った夏江は生きる希望を失っていくが、ゲン達に叱咤激励され、励まされる。

 

ゲンの担任の教師・太田は、レッドパージで教師を辞めさせられ、覚醒剤に手を出すまでに絶望していたが、ゲンや隆太や雨森達クラスメート達のお陰で立ち直り、自分の学校を作ることを決意する。

 

瓦礫の中から材料を集めて建てた家も、広島市の復興計画による道路拡張工事のために、ゲンと隆太の必死の抵抗も空しく取り壊されることになった。そのため、浩二は婚約者の広子と広島市内のアパートで暮らすことになり、昭は繊維問屋の商人になるために大阪へと旅立った。

 

1950年12月31日、夏江は直腸癌と急性心臓麻痺が原因でこの世を去った。夏江の遺骨をゲンの家の墓に納める過程で、父・大吉の遺志を継ごうと絵付け職人になることを決意、夏江の遺骨の件で知り合った画家の天野の教えを受ける。しばらくしてゲンは納品間近の看板を壊してしまい、それがきっかけで職人の大月や部下の黒崎と乱闘騒ぎを起こしてしまう。弁償をするため看板屋で働くことになったが、外で仕事をしている姿を天野が見つけ、天野は代わりにゲンが壊してしまった看板へ絵を描く作業をやったのである。看板屋の仕事を手伝うようになった天野は、看板屋の社長に絵の腕を認められ、ゲンが負傷を負わせた社員・大月の代理として雇われる[14]。しかしそれを面白く思わない黒崎が雇ったチンピラの二人組に襲撃されるが、返り討ちにして卑劣な振る舞いをした黒崎を叱りつける。黒崎には原爆孤児になって僧侶に拾われるも奴隷同然にこき使われ、理不尽な暴力を受け続けた過去があり性格がいつの間にか歪んでしまったとゲンに語る。一方、隆太は設立されたばかりの広島カープの応援に熱中する。

 

1953年、ゲンは中学を卒業。ゲンはこの頃から髪を長く伸ばし、勝子が仕立てたジャンパーを身に着けたスタイルに一変する。波川中学校の卒業式に出席したゲンは、「君が代」の斉唱が始まる際にと「君が代」を歌うのを止めようとする。ゲンが「君が代」を歌わない理由は、「君が代の『君』は(昭和)天皇のことで、天皇を褒め称える歌であると』指摘し、昭和天皇戦争犯罪者であることを恐れていた為であった。卒業式では「君が代」に代わる形でゲンの指揮により「青い山脈」を波川中の卒業生全員で合唱した。

 

式が終わり横道を筆頭とした不良グループからリンチされる教師達をゲンは雨森と救出し、教師達の横暴を叱責する。そして、ゲンは女学生(中学生)の中尾光子(なかお みつこ)に一目惚れをする。しかし、光子は弁償のために働いた看板屋の社長、中尾重蔵の娘だった。ゲンは重蔵と犬猿の仲であり、光子も当初は父親に叱られるのを恐れてゲンと交際するのをためらっていたが、隆太の一喝とゲンの想いを受けて交際を承諾、ゲンは光子との交際を始めた。だが、まもなく光子は原爆による急性白血病で死亡した。これにより軍国主義者の重蔵は自分の愚かさを知り、平和主義者へと転向、漸くゲンと和解する。

 

ゲンの仲間の1人、ムスビは洋裁店を開くために働いていたが、ふとした夜遊びがきっかけで麻薬中毒となってしまう。麻薬中毒となったムスビは麻薬を買うために、申し訳ないと思いつつも皆で貯めたお金に手を出し、挙げ句使い果たしてしまう。お金が無くなっても麻薬を欲しがるムスビは、麻薬の売人であるバー「マドンナ」のマスターの自宅に侵入して麻薬を探しているところを見つかり、リンチに遭い死亡する。原爆で孤児となり苦難を共にしてきた大切な親友であるムスビが麻薬中毒にされて殺されたことに隆太は怒り心頭となる。隆太は、バー「マドンナ」に乗り込み、首謀者であるマスターを射殺し、愛人である女給に重傷を負わせ、さらに麻薬売買の胴元であるヤクザを2人射殺した。そして、敵討ちを終えた隆太は自首することを決意するが、刑務所に入るのは間違いで戦争を起こした者たちこそ裁かれるべきだと叫んだゲンと勝子により反対され、東京へと向かう貨物トラックで勝子と共に逃亡する。

 

ムスビの遺骨を自分の家の墓に納めたゲンは、その後、社長や天野と天野の孫の達郎に見送られ、未来に挑戦するために東京へ旅立っ

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≪性≫
ふたりエッチ

 

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 真(まこと)と優良(ゆら)のラブストーリー。お互いは性体験が全く無い童貞・処女であり、そのことを知らずにお見合い結婚する。お互い初心者同士である2人は「本当の夫婦」を目指してエッチのステップアップをしていく。

 

このような題材にも関わらず、性的な描画はトップレスや精液・愛液程度に留まっており、性器やアンダーヘアは一切描かれず(男性器はバナナなどに置き換えられて描写される場合もある)、「成人コミック」には指定されていない。OVA版も性行為や喘ぎ声はあるものの性器を見せないことで18禁アニメではなく一般作となっている。「これはただのHマンガではありません」の著者メッセージの通り、単純にセックスを描写するだけでなく、さまざまな価値観を持った登場人物を配することにより、男性・女性心理や恋愛・結婚観・セックス・男女間の性差に関するデータ・グラフ・テクニックなどの引用や著者の私見などを頻繁に交えて構成されている。(主に主人公真の妄想による)安易な性的シーンが頻見されるものの、また、エッチシーンが全く無い話もある。このような作風であることから、本作品は成人向け漫画には属さない一般青年漫画として扱われている。

 

本人の弁によると、漫画に各種データを盛り込む様に成ったのは偶然。担当に『ああっ女神さまっ』みたいなエッチな漫画を描いてくれと言われるも、エッチな漫画は売れて10万部だから嫌ですと初めは断っている。了承した後は、エッチな漫画というものは買い難いので「これは違うんだ」と言える言い訳を作ってあげようという考えからデータを盛り込んだ、との事。

 

神奈川県や長崎県などで有害図書に指定されている、ほか、18禁コーナーへ置くなどして販売を自主規制する書店もある。

 

白泉社発行のレディースコミック誌『シルキー』に連載され、妻の優良の視点から描かれた女性向けの「ふたりエッチ for Ladies ゆらさん日記」も発売されている。他にも、黄支亮による小説版、林あまりによる「歌集ふたりエッチ」が刊行されている。

 

連載当初から、小野田夫婦が性生活に関する悩みをいかに解決するかと言う基本的ストーリーを貫いており、内容自体はほとんど変わっていない。物語展開に比重が置かれた漫画ではないが、シリーズ類累計2300万部(2011年6月現在)を突破している人気作である。2008年夏に『プレイボーイ』誌が作者に行なったインタビューによると、「連載開始以来、雑誌アンケートの順位は常に1位か2位」となっていた。
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≪合格したいならコレ≫
ドラゴン桜

 

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元暴走族の駆け出し弁護士・桜木建二(さくらぎ けんじ)は、経営破綻状態となった落ちこぼれ高校、私立龍山高等学校の運営問題を請け負うこととなった。

始めは精算を計画していた桜木だったが、破綻を回避し経営状態を良くするためには、進学実績を上げるのが手っ取り早いと考え、5年後に東大合格者100人を出す計画を考案する。

 

かつて受験指導に大きな実績を上げた個性溢れる教師を集めながら、開設した特別進学クラスに人生を諦めかけていた水野直美(みずの なおみ)と矢島勇介(やじま ゆうすけ)を迎え入れた桜木は、彼らに様々な受験テクニックや勉強法を教えていく。

さまざまな受験テクニックや勉強法が紹介され、和田秀樹の著書『受験は要領』や福井一成の著書『一発逆転○秘裏技勉強法』と並び受験業界で話題を呼んだ。一話ごとに、受験に臨む心がけなども紹介されている。

 

また、子育てに関するエピソードも盛り込まれており、カバーする領域は広い。桜木は物語冒頭において、大勢の生徒たちを前にして「世の中のルールは頭のいいやつに都合のいいように作られており、勉強をしないやつはそれに騙されつづける」と言い放つなど、現実の厳しさも生徒に叩き込んでいく。

 

ドラゴン桜」とは、作品の舞台である龍山高校の“龍”と「サクラサク」など“合格”を意味する“桜”から来た造語であり、来年の4月に東大に合格しようという誓いの木(そして桜木にとっては龍山高校の体制への挑戦状と、大物弁護士への一里塚)のようなものである。

 

2005年にドラマ化されたが、生徒の数が原作に比べて多い、登場人物の恋愛模様が描かれている、原作の完結に先んじたためオリジナルの結末が用意されているなど原作と作りが大きく違っている。また、里見蘭によりノベライズもされている。2010年1月4日からは、韓国でも本作品を原作としたドラマ『ドラゴン桜〈韓国版〉』がKBSで放送された。第29回講談社漫画賞、平成17年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。

 

2007年10月から『モーニング』にて、この作品の続編にあたる『エンゼルバンク-ドラゴン桜外伝-』が連載開始。転職をテーマにしている。

もともとは廃校寸前の学校が再生する物語を描こうと思ってアイデアを進めていたが、そのひとつとして三流校が一流の進学校に変わるストーリーを考えて担当編集者と話していた時に進学校になるからには最高峰である東大を目指す設定を考えていたが作者が「(普通の学生が)東大に入るのは難しいよね」と語ると担当編集者が「東大など簡単に入れますよ」と答え、その担当編集者が東大卒であった事から『ドラゴン桜』誕生のきっかけとなった。 連載中も担当編集者の受験時代の勉強方法から東大の同級生のつてを頼って勉強方法を聞きだして作品のなかで反映されている。
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囲碁
ヒカルの碁

 

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 主人公・進藤ヒカルは、運動好きで頭を使うことが嫌いなごく普通の小学校6年生。たまたまに祖父の家の倉を物色していた際、古い碁盤に血痕を見つけたヒカルは、その碁盤に宿っていた平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊に取り憑かれる。囲碁のルールも、佐為がかつて憑いていた棋聖本因坊秀策の強さも知らないヒカルは、「神の一手を極める」という彼の壮大な目標に付き合わされ、彼にせがまれるままに碁を打つことになる。以降、佐為はヒカル以外には姿も見えず会話もできず、物を動かすことすら出来ない存在であることを前提に物語は進む。

 

囲碁が打ちたいという佐為の要望に応えるためにめぐっていたとある碁会所で同年代の少年塔矢アキラと出会う。アキラは現在の囲碁界のトップ中のトップである塔矢行洋の一人息子であり、すでにプロ級の腕前を持ち将来の名人と目される少年であった。そんな相手とは露知らず、佐為の指示通りに石を打って対局した結果ヒカルはアキラに勝利する。同年代に自分と伍する相手がいるとは思っていなかったアキラはこの敗戦を切っ掛けにヒカルを自分の倒すべき高い目標として追いかけることになる。一方、訳のわからぬままに勝利を収めたヒカルはアキラの囲碁にかける熱い思いを見て、自分自身がもっと囲碁に対しての理解を深めたいと思うようになる。

 

他方で塔矢行洋は息子のアキラを破ったヒカルに密かに注目するようになり、また佐為は現在の最強者であり自分と対等以上に戦える相手である行洋と対局してみたいと願う。

 

そのようなことがあり、中学に進学したヒカルは部活動として囲碁部を選択し、囲碁の団体戦に出場し勝利することを目標とする。一方でアキラは自分より格上のヒカルが中学の部活などに参加することが理解できなかったが、ヒカルと対局したい一心で自分もまた中学の囲碁部に参加する。紆余曲折あり、大会でヒカルとアキラの一戦が実現する。当初は佐為の指示通りに打っていたヒカルであったが、自分の意志で打ってみたいという欲望がもたげてきて対局途中からはヒカル自身がアキラと対局する。当然、素のヒカルとアキラでは勝負にならず、アキラからは「ふざけるな!!」と失望・大喝され、ヒカルの大敗に終わる。しかしその石の運びは佐為をして「面白い」と言わしめ、ヒカルの才能の煌めきを感じさせるものであった。

 

ヒカルに失望したアキラは改めてプロの道を邁進し父の背中を追うことを誓ったが、ヒカルに対しての思いは喉の奥の魚の骨のように引っかかったままであった。ヒカルはアキラに失望されたことを屈辱に思い、いつか自らの力でアキラと対等な勝負がしたいと思うようになる。一方で「囲碁が打ちたい」という佐為の無聊を慰めるための手段としてネット碁を見出して、ハンドルネーム「sai」として佐為を対局させる。ネット碁の世界で「sai」の圧倒的な実力はたちまち知れ渡ることとなり、アマチュア世界選手権の場で大会そっちのけで「sai」の正体探しに参加者が奔走するような事態となる。ヒカルはアキラが「sai」を追い求めてきたことで「sai」騒動を知り、ネット碁を止め、自ら佐為と対局するようになる。

 

佐為との対局で急速に力をつけたヒカルはアキラを追いかけるために院生(日本棋院で修行するプロ予備軍)の世界に自ら飛び込む。院生のライバルたちとの切磋琢磨の中で更に実力をつけ、厳しいプロ試験を潜り抜けてヒカルはついにプロ囲碁棋士となる。

ヒカルがプロ棋士となった直後の「新初段シリーズ」(新たにプロとなった棋士とトッププロとのお祭り的な対局)でヒカルと行洋が対局することになる。この機会に何とか行洋と対局したいと佐為は願うが、ヒカルは佐為に対局させてやりたいと思いつつも佐為の正体がばれることは困る。妥協案として佐為の実力が発揮できないように佐為に大きなハンデを背負わせて対局に臨んだが、当然佐為の敗北に終わる。行洋はヒカルと佐為の事情はまったく知らないものの佐為の実力は見抜き、「次は互先で」と述べる。佐為もまた行洋と対等に戦える日を待ち望む。

 

ヒカルのプロ棋士としての公式戦第一局は奇しくもアキラ相手であったが、その対局直前に行洋が心臓の病で倒れ、対局はアキラの不戦敗となる。行洋の見舞いに行ったヒカルは行洋がネット碁をすることを知り、ネットの上でなら佐為(sai)を行洋と互先で対局させられることを知る。いよいよ始まった佐為と行洋の頂上決戦、一進一退の熱戦となったが、中盤の佐為(sai)の妙手で佐為の勝利となる。強敵に打ち勝った佐為は満足げな表情を見せるが、局後の検討でヒカルに指摘された手が自らの構想を上回っていることを認識し、「亡霊として1000年存在してきたのは『この一局をヒカルに見せるためだった』」と悟り、自らの成仏の時が近いことを悟る。そのような佐為の事情は露知らずのヒカル、佐為と行洋の一局を観戦したことで実力が上がったことを自覚したヒカルは好成績を収めていた。

 

そして5月5日、こどもの日。佐為は自らの役目が終わったことを悟って陽光の中に消えていった。

 

佐為が消えてしまったことを理解できないヒカル。必死に佐為を追い求めて佐為のかつての宿主であった本因坊秀策の故郷因島まで赴くもののそこにも佐為の姿はない。東京に戻り、秀策すなわち佐為が打った棋譜を見返すヒカル。それにより佐為がどれだけの天才棋士であったかを初めて理解し、神に対して佐為を戻してと頼むが当然誰も答えるものはいない。

 

佐為が消えてしまったショックでヒカルはプロ棋士としての活動を停止し、誰とも囲碁を打たない日々が続いていた。そうしていればいつか佐為が帰ってくるのではないかと思って。その状況を打破したのは院生時代の同窓生でライバルあった伊角だった。伊角はプロ試験でのヒカルとの対局での反則負けという苦い記憶を振り払うためにヒカルと対局する。当初は気の進まないヒカルであったが、対局が進むうちに囲碁の楽しさを思い出し、対局に没頭するようになる。

 

そして対局のうちの自分の打った一手が、かつて佐為の打っていた手であることにヒカルは気が付く。佐為は既に現世のどこにも存在していない。しかし唯一自分が佐為から受け継いだ囲碁の中にだけ佐為が生きていることをヒカルは悟ったのである。

伊角との対局を終え、ヒカルは終生のライバルと見定めたアキラを追って再び棋士として立ち上がった。そのアキラとの初対局、互いに譲らぬ大熱戦の最中、アキラはヒカルの中にもう一人いるそれが「sai」(佐為)だと看破する。それまで自分しか知ることがなかった佐為の存在をアキラに知覚されたことをヒカルは非常にうれしく思う。

アキラとの対局が終わった夜、ヒカルは夢の中で佐為と出会う。佐為は最後にヒカルに扇子を託し、光の中に消えていった。

 

平凡な小学生の少年が天才囲碁棋士の霊に取り憑かれたことで囲碁の世界に巻き込まれ、「神の一手」を目指す姿を描く作品。日本国外でも出版され韓国では『ゴースト囲碁王』、中国では『棋魂』というタイトルである。その他、タイ、シンガポール、フランス、アメリカなど、数多くの国、言語で翻訳されている。

少年漫画としては異色の囲碁漫画だったが、話の主軸は少年の成長であり、緻密で繊細な作画と熟考されたストーリーで人気を博した。

 

以前までは年配の愛好家が主だった囲碁を小学生・中学生を中心に浸透させ、囲碁ブームを引き起こした。中には1989年(平成元年)生まれの関達也二段のように、この作品をきっかけに囲碁を始め、プロ棋士になった者もいる。本作は日本棋院が全面バックアップをしており、作中にも棋院内部や関連施設、イベントなどが登場している。連載開始時に「世界初」と銘打たれるほど囲碁漫画は珍しいジャンルだった。囲碁漫画は地味になりがちなこと、また動きが碁石を置くだけ等で単調になりがちなことから、青年誌を含めても皆無に近く少年誌での連載はこれが初めてだった。結果的に作品が成功したため、棋院自身も『ヒカルの碁』にちなんだイベントを数多く行った。

 

また、先述のように日本国外でも翻訳刊行され、少年少女の囲碁ファンを増やす効果を呼んでいる。

 

本作は二部構成に分かれており、主人公ヒカルと佐為の出会いやアキラとのライバル関係を描いた第一部「佐為編」、その後のヒカルの活躍を描いた第二部「北斗杯編」となっている。この間に一時中断があり、定期的に「番外編」と銘打たれた30ページほどの読切が6話掲載された。

 

肝心の囲碁については、初心者にもわかる程度の基本ルールの説明にとどまり、対局の進行描写や技術解説のほとんどは省略されていた。しかし、囲碁の専門用語やルールを知らない読者でも、ストーリーが理解できるように工夫されており、またわからない用語を敢えて用いる事で、逆に雰囲気を盛り上げる効果も狙っている。また盤面の状態は厳密に考証されており、囲碁を覚えてから読み直すと物語をさらに深く楽しめる、二度おいしい作品となっている。単行本第17巻での海外取材記事の中でも少し触れられているが、プロ棋士にも、日本国内外を問わず愛読者が多い。

棋界の構造についても概ね現実に対して忠実に描かれているが、解りやすさ、描きやすさを重視して改変が加えられている設定も存在する。コミが連載を通して5目半に統一されていること、日本・韓国など各国の棋界に自国籍の棋士しか所属していないことなどがその一例。

 

作中に描かれる対局はほぼ全て実在の棋戦の棋譜を元にしており、第22期名人戦リーグや本因坊算砂の三コウ、本因坊秀策の耳赤の一局などが作中で登場している。

 

また、本作の前身として、『週刊少年ジャンプ』の新人漫画家募集企画「ストーリーキング」第2回ネーム部門の準受賞作「九つの星」がある。約100ページにわたるネーム状態の読切作品で、あらすじは連載版とほぼ同じである。作品誕生のきっかけは、原作者のほったゆみが趣味でやっていた囲碁が上手くならず、「囲碁の神様がいてくれたらなぁ」と思ったことだと、単行本第1巻に記載されている。

 

2009年2月4日から2010年4月30日まで完全版が刊行された(全20巻)。なお、当初は1か月毎に2冊ずつ刊行と告知されていたが、第9巻より1か月1冊となった。
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